クイーンズタウンからディバイド バスにて 3時間45分
ディバイド(532m)からキーサミット(920m)3.2km/1時間半~2時間
キーサミット(920m)からホーデンハット(710m) 30~45分
ホーデン・ハット(710m)からイアーランド・フォールス 3km/1時間
イアーランド・フォールスからマッケンジー湖(950m) 6km/2時間-2時間半
クイーンズタウンからルートバーントラックを歩いてクイーンズタウンに戻ってくるには、まずディバイドへと早朝出発のバスを利用するのが一般的。 ディバイドから歩き始めたほうが楽だと言われています。バスの出発が早いのでクイーンズタウンのDOCで前日までにはハットチケットを受け取ることが必要です。 バスでテアナウを経由してディバイドまで4時間弱。
ディバイドに到着したら準備を整えていよいよ歩き始めます。ディバイドから原生林の森の中の緩やかな坂を歩いて、まずはこのトラックのハイライトの一つでもあるキーサミットを目指します。 キーサミットとハウデンハットへの道の分岐点には多くの人は重たい荷物をそこに置いていきキーサミットへと向かっています。キーサミットまで登るといきなりハイライトの景観が360度見晴らせます。
キーサミットで絶景を満喫した後は再び森の中に戻りいったんホーデンハットまで下る。キーサミットで天候などによりランチが取れなかったらここでランチ休憩を入れてもいいかも。 ハウデンハットからは再び森の中の緩やかな登りに入って行くが、足元は大変歩き安く、木立の合間からMt.クリスティーナの雄姿が見られ楽しい道のり。 1時間程で大きな滝;イアーランドフォールスのすぐ麓に到着。落差80m。水しぶきにご注意。
イアーランド滝を越えてからはほぼ平たんの道になり、気づくと森林限界線を出たり入ったりしている。素晴らしい景観のためつい休憩も忘れてしまう。 この辺りは豊富な種類の樹木も見られる。歩き始めて2時間半程の所から次第に下りになり 結構急な道を30分程降りていくと素敵なエメラルド・グリーンの水をたたえる湖畔のマッケンジーハットに到着。
このハットは絶好のロケーションにあり、氷河が一つ削り通った後の谷底に位置している。暑い日などはこのレイクマッケンジーで、その日の汗を流してみては? 多くの人が水浴びをするため湖畔にはちゃんとシャンプーや石鹸の使用は禁止の看板がある。湖の水はかなり冷たいけど。
マッケンジー・ハットからルートバーン・フォールス・ハット 11.3km/5~6時間
マッケンジー・ハット(950m)からハリス・サドル(1277m)3時間
ハリス・サドル(1277m)からコニカル・ヒル(1515m)までの往復 1時間
ハリス・サドル(1277m)からルートバーン・フォールス・ハット(1005m)1時間半
この日はやはりこのルートのハイライト、幸いなことに今日も朝から快晴! まずこのハットのあるU字谷を登るところから この日は始まる。この時期にわざわざここを 歩くことを決めたのは高原植物の花が咲くころで、この登りの途中からもジャイアントバターカップの咲き乱れる所にさしかかる。
半分ぐらいから森もとぎれ結構きついが、谷底の景色や谷の奥のエミリー・ピークの姿がその苦しみを忘れさせます。30分程で谷の頂上に到着。 谷を登り終えたらその後は森林限界線を越えた山肌のほぼ平たんな道を行きます。ここよりは左側に当分雄大なホリフォード谷を見ながら歩くことになります。
山肌を歩いている最中は常に左側に万年雪を頂く2000m級の山、大きなU字谷、足元には様々な高原植物を見ながら歩きます。 1時間半程平たんな道を行くとやや登りになり東に向かい始めたらハリス・サドル(1277m)に到着。あまりに天気、景色が良いのでここで2時間ほど過ごす。
この日の道のりはほぼ一日中風雨に晒される為、この避難所があるが、水の補給は途中に万年雪から流れる小川からも可能だと思う。 このシェルターに荷物を置き、1時間ほどで往復出来るコニカル・ヒルに向かう。丘と言っても(1515m)300m弱は登ることになり、 この日の一番きつい登りになる。
途中残雪も越えて行くと360度の展望が楽しめる頂上に到着。ここよりこれまでの道のりや、これから向かう道のり、そして遠くタスマン海も 見渡せ、どこも絶景である。シェルターの後は東に向かい、これよりMt.アスパイアリング国立公園に入る。すぐにハリス湖と言うこれもきれいな湖 沿いを歩き、次第に標高を下げていく。
ハリス湖からの流れが前方遠くまで見渡せ、その流れに沿って進むと途中こちらはマウント・クック・リリーが咲き乱れるところに出て来る。 この花は短期間しか見れないのでラッキーである。一旦平たんな湿原に出た後少し行けば急に前方の視界が開け川がいくつも大きな滝となって 落ち込む所に出て今日のハットに到着である。
このハットも素晴らしいロケーションで東側の視界の広がる方はルートバーンの渓谷、西側は間近に大きな滝が見られる所で、 ハット自体も1996年改装の大変きれいなハットである。ミルフォードトラックと違いとして、この2泊するハットがどちらも 絶好のロケーションにあるのでお早めに歩き終えてハットの周辺の散策に時間を充てるのもお勧めです。
ルートバーン・フォールス・ハット(1005m)からルートバーン・フラット・ハット(710m)2.3km/1時間
ルートバーン・フラット・ハット(710m)からルートバーン・シェルター(458m)6.5km/2-2時間半
ルートバーンシェルターからクイーンズタウン バスにて約1時間半
この日はバスの時間にあわせて下って行くだけ。ゆっくりと出発ができ、フォールス・ハットから見下ろしていた麓まで一時間の道のりをまず ブナの森の中を降りていく。この下りの道のりも素敵な景色に恵まれ、時折森がとぎれる所から左の対岸に素晴らしい山並みが拝める。 途中いくつもの土砂崩れの跡が現れる。
足取り軽く降りていくとルートバーンの流れが間近に見えてきて麓に到着。ここで西にちょっと戻りルートバーン・フラットハットに立ち寄り休憩。 このフラット・ハットも素敵な場所にあり、冬場もわざわざ泊まりに来る人も多い。また、クイーンズタウンからここまでの日帰り体験ガイド付きツアーがシーズン中出ている。
休憩後はルートバーンの川沿いを歩く。この道は 誠に歩きやすく少しずつ下っていく。初めは左に見ていた川を一度吊り橋を渡り右に見るようになる. 森林浴を十分楽しみながら進んでいくと途中45分ほどで現れる河原で再び休憩をはさむ。この辺りまでには午前中は多くの人と行き違うことになる。
ルートバーン・フラットハットから2時間ほどで川の対岸に旧ルートバーンシェルターの小屋が見えてきて、このルートも 終わりに近づく。最後に川に掛かる吊り橋を渡り到着となる。ルートバーン・シェルターの入り口にバスが時間通りに 迎えに来てグレノーキー、又はクイーンズタウンまで送ってくれる。