レベル:体力に自信のある人向き
出発&帰着;
ゲートルード渓谷駐車場
往復:4~6時間
距離:3.5km/片道 高低差:約640m
観光地としてとても人気のミルフォードサウンドを見下ろせるルートとして一般の人でも歩いて一日ハイクでいけるところがこのゲートルード・サドルです。
ミルフォードサウンドへの道のり途中のところを少し脇に入ったところ|が出発点となるのですが、この周辺で人気の一日ハイキングルートのキーサミットやレイクマリアン・トラックより上級になり、その場所の条件によりなかなか行くことが容易ではないところですが、とてもお勧めのルートです。
ここにはすでに何度か訪れているのですが、なんといっても途中のところはよく雪が積もっていて危ない。また雪崩も起こりやすいところ、そしてもちろん風がきつい日や雨の日も危ない。一年の中でも1月から3月ぐらいしか一般人は入っていけないところです。
今回もサドルの所は風がきつく、その上は雲が山肌を流れている状態で、実はこのサドルまでが一般的ルートですが更に山の頂上まで登れると聞いて今回は目指したのですが、サドルのところで風や雲のことを考え今回はあきらめました。でも今日はミルフォードサウンドの入り江まで見渡せ、素晴らしい景色を拝めたので満足です。
行程的には往復で4時間とパンフレットにはありますが、かなりきつい登りと危険な岩場が続くので5-6時間は見ていたほうがいいでしょう。
今回がここを訪れて初めて雪や岩場の上に張り付いた氷に出会うことは無かったのですが、それでも途中の一枚岩の上を歩くときや瓦礫の岩場の急斜面の上り下りは結構危険です。年配の方々とも今回も多く出会いましたが、帰ってきたらかなり膝が痛い状態にはなると思います。
テ・アナウから日帰りで行けます。しかし十分天候とルート上の条件を考えて自分とよく相談していけるところまで行ってみてください。サドルまでいけなくても出だしのゲートルードバレーや途中にそのそばを登る、山肌を流れ落ちてくる滝、そしてその滝の水が流れ出すBlack Lakeという湖の姿を眺めるだけでも十分に来た甲斐があることが実感できるところです。無理をして一歩間違えると本当に危ないところが続くところでもあります。
ゲートルード渓谷の駐車場が発着点標高780m
U字谷の谷底のトラックを谷奥へ
谷奥の左斜面を目指して出発から2kmほどは前進
斜面を登り始めたらいきなり急斜面
振り返るとゲートルード渓谷が広がって見られる
途中から岩肌とがれ場だけの登りに変わる
振り返ると、この急斜面を降りていくことが不安になるかも
途中の岩場にはワイヤーロープ伝いで登るところも
Black Lake神秘的にきれいな湖ここで水分補給
湖の上までまだまだ続くサドルまでの道のり
サドル前の最後の斜面はどこを通っても大岩ばかりの登リ
ゲートルードサドル前方奥に見られるミルフォードサウンド