レベル:ハイキング初心者
出発&帰着;
レイクシルバン・キャンプ場
キャンプ場からレイクシルバン;40分/片道
キャンプ場から旧トラム跡の周回 ;1時間40分
高低差;ほぼ平らな道のり
レイクシルバンという小さな湖までの原生林の森の中のトラックはグレノーキーの郊外マウントアスパイアリング国立公園内にあって、あのルートバーントラックの入り口のほんの少し手前にあります。だからどうしても多くの人はルートバーントラックのほうに向かう傾向がありますが、山歩きの経験などない人、小さな子供連れの人、坂道は歩きたくない人、あまり長い時間は歩きたくない人などにはとてもお勧め、NZの原生の森をしっかり体感できるトラックです。
ここのトラックの出発点はルートバーンの川沿いにあるキャンプ場からです。ここからまずつり橋を渡るともうすぐに鬱蒼たるブナの森に入ります。このブナの森の中をズーット歩くことになるのですが、とても気持ちのいい森です。片道40分ほどのほとんど平らなトラック
を小さな湖まで行って帰ってくるのが一般の人、子供づれの人向け。その道のりにはこの森を住処にする多くの小鳥たちの声を聞くことになるでしょう。中には本当に間近までその姿を見せてくれるものに出会うことが出来るかも。この日は尾羽を広げると扇子のような小鳥Fan Tailファンテイルに出会うことができました。
中級者向けには湖から左側、時計回りで周回してこれるトラックが続きます。この湖の見えるところから10分ほど左側に行くとまた分岐点に差し掛かりますが、ここは真っ直ぐと向かいます。左側に入っていくとRockburn Hutに行くことができますが、そちらの道のりはNZトラックを経験した人でなければ必ず迷うと思われるようなルートになります。
分岐点から真っ直ぐとオレンジ色のマーカー便りに歩いて行来ます。時にはかなりぬかるんだところが出てきます。この道のりは1920年代にブナの木を伐採して運び出すために作られたトラム道だったところなのでなるべく平らな、そして真っ直ぐな道になっています。
昔の名残はほとんど分からなくなっていますが、地面に埋もれたように枕木が続きます。最後に本道に合流する手前では湖から流れる小川に掛かる橋を渡ってくることになります。
レイクシルバンキャンプ場グレノーキーから車で約30分
レイクシルバンウォークへの入口に架かる吊り橋
鬱蒼たる赤ブナの気持ちのいいトラックが続く。子連れでも大丈夫でしょう。
出発から40分ほどで森の向こうに湖が見えてきます。
レイクシルバン。ここには見晴らし台が一つあるだけ。ゆっくり休憩できる所は無い
帰路は周回コースで。キャンプ場まで1時間ほど
この森ではNZ固有種の小鳥たちに出会える機会が多いです。
旧トラム跡のトラックだからほぼ平坦な道のり